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早くも初雪!

今年の初雪は早かったな~
9月の終わり頃にも、ほんの少しでしたが粉雪の舞った日がありました。

先週の木曜の夜から降り始め、翌朝目が覚めたら雪景色!
まだ、デックのテーブルと椅子を片付けていないのに・・・


湿った雪の重みと強風で何本かの木がドライブウェイに倒れてしまい、家から脱出するのにチェーンソーが必要となりました。。。

雪はすぐに解けましたが、毎日たくさんの葉が落ちてきて、冬が近づきつつあることを知らせてくれます。
それでも紅葉はまだ美しく、この色合いを永久保存したい感じ。




この前の土曜日は、コンサート本番でした。
リハーサル通いの車中も、もう暖房が欲しい季節です。
飛び出してくる鹿にも、気をつけなくてはいけません。

今シーズンは、オーケストラの創立80周年という節目の年!
オープニングは、アメリカの作曲家アーロン・コープランド Aaron Copland の「市民のためのファンファーレ」でした。
パーカッションと金管楽器が華々しく響き渡り、気分が高揚します。

そして、イタリアのオペラ作曲家ピエトロ・マスカーニ Pietro Mascagni による、天上の音楽のように美しい「カヴァレリア・ルスティカーナ 間奏曲」

これは日本に住んでいた時にも演奏したことがあり、その時の団員たちの表情や、この曲について交わされた会話を思い出して懐かしかった♪

続いて、アメリカの作曲家デイヴィッド・ダイアモンド David Diamond の交響曲。
各楽器の掛け合いが楽しいけれど、タイミングを間違えたら大恥なのでしっかり楽譜を見つめていなければなりません。


そしてコンサート後半には、ヴィオラ協奏曲を演奏。 ”Giant" という副題がついています。

YouTube でこれを見つけた時、ソロパートのあまりの素晴らしさにびっくり。
普段あまり注目される機会のないヴィオラという楽器に、すっかり惚れ直してしまいました。
コンサートに来てくれるソリストがイマイチだったらちょっとがっかりだな、と思っていたら、YouTube に載っているご本人がいらしてくださって感激!!

ヴィオリストBrett Deubner さん

さらにこの曲の作曲者 Max Wolpert さんまでもが、リハーサルと本番にご登場!
それで初めて知ったのですが、彼はここのオーケストラの元団員でヴァイオリンを弾いていたとのこと。

曲も大変素晴らしいですし、彼自身も大人の落ち着いた雰囲気を醸し出しているので、40歳位かなとお見受けしました。(失礼・・・)
ところが、まだ25歳という若さだそう。団員だったのは高校生の時だったのですって。
将来が楽しみだわ♪

画像は彼のサイトより 

タイトルの ”Giant" について・・・

私の大好きなC. S. ルイス「ナルニア国ものがたり」の最後のほうに、荒れ地の国の奥深い地下で眠り続ける巨人についての描写があります。
この世の終わりに巨人が目を覚まして角笛を吹くと、空は流れ星でいっぱいになり、やがて「からっぽ」となるのです。
第1楽章は、壮大な物語に登場するその巨人がテーマ。神話のような雰囲気です。

ハープとヴィオラソロが主の第2楽章は、「ジャックと豆の木」に出てくる雲の上の巨人を表現しているそう。
そう言えば、お話には歌うハープも出てきたっけ?

典型的なクラシックの曲に多い4拍子や3拍子ではなく、15/8や7/8などが続き、その揺れ具合が素敵な曲です。
でもカウントするのが大変・・・指揮者は一番苦労したことでしょう。

楽譜には、「こんな風に数えてください」との指示。
曲の流れを覚えると、数えなくても自然に演奏できるようになってきますが。


第3楽章は出だしがまるで雅楽のような響きだと感じましたが、エキゾティックなメロディーとテンポの速い独特のリズムに変わり、一度聴いたら忘れられない曲。
なんだか踊り出したくなります♪


初雪が降った後のミネソタでのアンコールが、ガーシュインの「サマータイム」というのが、客席の笑いを誘いました。。。

なお、明日も雪との予報です。今年はいつもより冬が長そう・・・


♪10月6日 コンサートのプログラム♪

     Fanfare for the Common Man 市民のためのファンファーレ (Aaron Copland)
     Intermezzo from Cavalleria Rusticana カヴァレリア・ルスティカーナ 間奏曲 
      (Pietro Mascagni)
     Symphony No.4 交響曲第4番 (David Diamond)
       Ⅰ. Allegretto
       Ⅱ. Adagio andante
       Ⅲ. Allegro moderato

           Intermission
     
     Viola Concerto #1, "Giants" ヴィオラ協奏曲第1番「巨人」 (Max Wolpert)
       Ⅰ. Father Time
       Ⅱ. The Golden Harp
       Ⅲ. Dance of the Cloud Women


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テーマが「硫黄島」だったサマーコンサート・・・複雑な気持ち

いつもですと、練習も本番も楽しくてたまらないコンサート♪
今回ばかりは、「私がこれを演奏していいのだろうか」という思いを抱きながらの参加でした。

独立記念日に近いため、愛国精神を煽る選曲の多いのがサマーコンサートです。
アメリカ国歌「星条旗よ永遠なれ」 を演奏することには、あまり違和感を覚えなくなってきましたが・・・

今年は、 Chris Brubeck 作曲の "Quiet Heroes" という4楽章から成るシンフォニーがメインでした。

舞台は、第二次大戦末期の1945年、激戦地となって日米両軍合わせて5万人近い戦死者・負傷者を出した硫黄島

アメリカ軍がやっとのことで占領した摺鉢山(すりばちやま)星条旗が立てられた時の写真「硫黄島の星条旗」は、アメリカ国民全体の士気を大いに高め、史上もっとも有名な報道写真のひとつとされています。


"Quiet Heroes" は、写真の中の6名(2名は陰に隠れてよくわかりませんが)の生い立ち、硫黄島での両軍の壮絶な戦いの様子、6名のその後のことを音楽とナレーションで描いた、45分もの長いシンフォニーです。

「真珠湾で米軍の艦船が沈められた恥辱を晴らした写真となった」とか、「衛生兵に対してさえ、日本軍は容赦なく攻撃を仕掛けた」といったナレーションを耳にすると、「ごめんなさい」と言いたくなり、何だか気が重くなってしまった。。。

ひょっとしたら冷たい視線を投げかけられたり、袋叩きにされるかもしれませんが(汗;)、私は日米両方の兵士たちへの鎮魂を込めて演奏しようと決め、練習に励みました。
初リハーサルでは、私の居心地悪さを察して、団員仲間がかえって気遣ってくれた様子。ほっ・・・


下の動画は第1楽章だけですが、アメリカ海兵隊バンドによる弦楽器なしバージョンの演奏です。


私たちのコンサートのナレーターも上の動画と同じく、俳優のウィルフォード・ブリムリー Wilford Brimley さん。
見たことあるお顔だな~と思ったら、30年ちょっと前に日本でもテレビで放送されていた「頑固じいさん孫3人(原題は Our House)」の主役のおじいちゃんだった方でした。


それから、「コクーン Cocoonという同時期の映画にも出演されていました!
老人ホームのいたずらトリオが、中で宇宙人が眠る大きな繭の沈んでいるプールに入ると若返ってすっかり元気になってしまう場面、よく覚えています。

ブリムリーさんは現在83歳だそうですので、結構お若い頃からおじいさん役を演じていたということですね。
けれども硫黄島を題材にしたこの曲のナレーションは、俳優としてではなく、彼が元海軍兵であるという理由で行っていらっしゃるとのことです。

日本を快く思っていらっしゃらないかも・・・と実は心配だったのですが、コンサート終了後に舞台裏で「ドウモアリガトウゴザイマス!」と日本語で話しかけてくださり、何だかほっとしました♪


硫黄島に攻撃を仕掛けた米軍は、圧倒的な兵力の差により、最長でも5日間で陥落可能だろうと予想していたそう。
けれども栗林忠道中将率いる日本軍は、苛烈な環境の下で建設した地下坑道に潜んで激しい抵抗を続け、1ヶ月以上も持ちこたえたのです。

栗林中将の並外れた統率力は、「敵ながらあっぱれ」とアメリカでも高く評価されているとのことです。


いつかやられてしまうだろうことは暗黙の了解であっても、できるだけアメリカ軍の士気をくじきたい、少しでも本土への進撃を遅らせたいと、命を懸けて戦った日本兵たち。
アメリカ兵も、彼らに畏怖と尊敬の念を抱かずにはいられなかったようです。

日米両軍とも、大切な祖国と愛する人たちを守りたいという気持ちは同じだったことでしょう。
本当は誰も人殺しなどしたくなかったはずですが、時代が彼らに他の選択肢を与えなかったのが悲しいですね。

摺鉢山に星条旗を掲げた6名のうち、生き永らえて本国に戻れたのは3名だけでした。
生存者のひとりジョン・ブラッドリー氏は「本当の英雄は、帰って来なかった男たちだ」と語ったそう。
この言葉が、曲のタイトルになったのでしょう。
 *なお、ブラッドリー氏とされた写真の兵士は実は別人だったことが、2016年に指摘されています。


勇敢な兵士たちとアメリカを称える壮大なフィナーレに、会場の全員が熱くなったと思います。
客席だけでなく、団員の中にも目頭を押さえていた人が・・・
私は日本兵たちのことも思って、やはり少し涙ぐんでしまいました。

いかにも日本人に見える私ですが、袋叩きには遭わずにすみ(笑)、駐車場でもたくさんのお客様が「素晴らしかった!」とわざわざ声をかけてくださって感激でした♪

月並みな表現となってしまいますけれど、今の平和を当たり前と思わずに心から感謝し、硫黄島に散った兵士たちの分まで、毎日を大切に過ごしたいですね。

そして、どんな理由があろうと、このような戦争はもう決して起こしてはいけません。


♪7月14日のサマーコンサートプログラム♪

     The Star Spangled Banner  アメリカ国歌
     Stars and Stripes Forever 星条旗よ永遠なれ
     Quiet Heroes: A Symphonic Tribute to the Flagraisers of Iwo Jima (Chris Brubeck)
       Ⅰ. Revelations
       Ⅱ. The Boys in the Picture
       Ⅲ. Iwo Jima
       Ⅳ. The Tour, The End
     Armed Forces Salute
     America the Beautiful


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みんなの気持ちが見事にひとつに♪

今シーズン最後のコンサートが、盛況のうちに終わりました。

数あるピアノ協奏曲の中でベスト10を選べと言われたら、多分多くの方が候補に挙げるだろうと思われる、エドヴァルド・グリーグ Edvard Grieg の作品を演奏。
休憩後は、ヨハネス・ブラームス Johannes Brahms「交響曲第2番」でした。
どちらも名曲中の名曲ですので、客入りもすごかったです♪

でもノルウェーの作曲家グリーグのピアノ協奏曲は、「そんなに難しくないから大丈夫よね」扱いされて、ソリストと合わせる3日前に30分ぐらいさささ~っと所々合わせただけ。

エドヴァルド・グリーグ

今回はブラームスにやたらと比重が置かれて、グリーグはちょっと気の毒な存在でした。
ブラームスの「交響曲第2番」(略して「ブラ2」)には指揮者の特別の思い入れがあったようで、叱咤激励のメールがみんなに届いたり、弦パートには特別なトレーナーが送り込まれて2時間半みっちり鍛えられたり・・・
カリスマ指揮者の熱の入れ具合は、いつもよりさらにすごかった!

ヨハネス・ブラームス

ありがたいことに、「ブラ2」は日本のオーケストラの定期演奏会で演奏した経験があるので、かなり助かりました。

今はファーストを弾いている私も、その頃はセカンドヴァイオリンでした。
演奏会のDVDに合わせて弾いてみて、おおっ、ちょっとは上達したな!と自己満足(笑)

自分を含め、みんな若かったな~
その後天国に旅立たれた団員もいらして、DVDの中のお元気な姿が切なかったです。


グリーグのソロを弾いてくださった Russell Hancock さん、カリフォルニアから飛んできてくださったそう。
お子さんの頃から神童だったらしいですが、この曲を聴いて大感激している様子を見て、お母様がその日のうちにスコアを買ってきてくださったとか。
さすが!の演奏でした。


演奏活動も盛んにされているそうですけれど、政治学の博士号もお持ちで、シリコンバレーのベンチャー企業のCEOとしてもご活躍という多才な方!
第1楽章の長いカデンツァもいとも簡単にこなしていらして、羨ましくなります。

グリーグが「北欧のショパン」と呼ばれていることは知っていましたが、プログラムによるとそう名付けたのはフランツ・リストだったそう。
リストは、まだ若かったグリーグの才能を見抜いて心から賞賛したそうです。

ミネソタに移住してから私も、気候が似ている北欧の作曲家による曲がさらに好きになってきました。
凛とした空気の清らかさや、春を待つ憧れなどを、曲の中に感じるからでしょうか。
グリーグのピアノ協奏曲も、ご機嫌に演奏しちゃいました♪
指揮者も、第3楽章の終わりで私たちに向けて満面の笑み・・・よかったよかった!

自宅練習は、YouTube に載っているドイツと日本のハーフの Alice Sara Ott(アリス=紗良・オット) さんのピアノと共に頑張ったよ~
前に日本のテレビ番組で紹介されていたのも観たことがありますが、本当にキュートな方♪
クリクリとした目で、実に気持ちよさそうにピアノを弾いています。
そして、ステージの上ではいつも裸足!
ペダルを踏むのに、そのほうが感覚が伝わりやすいのでしょうね。



ブラームスの協奏曲第2番は、指揮者によれば「神と共に作られた作品」とのこと。
そして随所に、師であったロベルト・シューマンの妻クララへの溢れる愛が表現されているのですって。

才能豊かで聡明なクララとの間に存在したお互いへの尊敬と深い愛情は、シューマンの死後も変わらず、死を迎えるまでずっと交友が続いたそう。
二人がどんな関係であったのか事実はわかりませんが、ブラームスは一生独身を貫き、プラトニックな愛だったとされています。

「交響曲第2番」の第1楽章が完成してクララに送った時、これは必ずウケるわよ!と励まされたそうです。
彼女の予言通り初演は大成功で、第3楽章は繰り返して演奏されたとのこと。
大好きなお姉さまに認められて密かにガッツポーズのブラームスを想像して(それはないか・・・)、何だか親近感が増しました。

「ブラ2」には特別な思い出があります。

娘がアメリカの大学に入学し、いよいよ夫婦二人だけになってしまったので、住み慣れた都内から横浜市に引っ越すことに。
新居に荷物が全部届いて引っ越し業者が去ってから、一番最初に聞きたくなったのがなぜかこの曲でした。

全楽章通して聴くと、不安とちょっぴりの寂しさが混ざっていた気持ちが落ち着き、新しい環境は浄化され、これからも大丈夫!と確信。
新居の空気を震わせた「ブラ2」のおかげです。音楽って、本当に不思議・・・



この前のコンサートで今シーズン最後を飾った演奏は、指揮者の熱い想いと団員それぞれの頑張りのおかげで大成功!!
後で指揮者からのお礼メールが届きました。
全員が100%以上の力を出し切ってくれ、この成功により今後はより高いレベルを目指すことができそうだ・・・とのこと。

ひゃ~、これからはさらなる難曲が課題として与えらるってことですか?

7月に始まる来シーズンまで、活動はしばらくお休みです。
やっと雪が解けて現れた庭のゴタゴタを、きれいに掃除しなくては♪


♪4月29日 コンサートのプログラム♪

     Piano Concerto in A minor, op. 16 ピアノ協奏曲イ短調 (Edvard Grieg)
       Ⅰ. Allegro molto moderato
       Ⅱ. Adagio
       Ⅲ. Allegro moderato molto e marcato

           Intermission
     
     Symphony No. 2 in D major, op. 73 交響曲第2番ニ長調 (Johannes Brahms)
       Ⅰ. Allegro non troppo
       Ⅱ. Adagio non troppo
       Ⅲ. Allegretto grazioso (Quasi Andantino)
       Ⅳ. Allegro con spirito


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女性万歳!

かなり緊張感を強いられた昨日のコンサートが終わって、ほっとしています。

今回は「女性万歳!」みたいなテーマでした。
私の所属するオーケストラ、実は指揮者もコンサートマスターも、実行委員会の会長もみんな女性で、男性団員を尻に敷いています(笑)
今回はさらに、女性作曲家の曲を取り上げ、チェロのソリストまでもが女性でした!

前半はメンデルスゾーンハイドンの典型的クラシック音楽で、まあ楽だったのですが、後半はやたらと集中力が必要な曲でへとへとになりました。。。
楽譜をいただいたのは2月のコンサートが終わった翌週でしたので、練習期間も限られていましたし。

ファーストヴァイオリン仲間のひとりは、楽譜を最初に開いた瞬間に「無理~」と思ってしばらく放置してしまった・・・と笑っていました。
聞いたこともない曲の時は、自宅練習に取りかかるのに勇気がいります。


後半の1曲目は、アメリカの作曲家ジェニファー・ヒグドン Jennifer Higdon「ブルーカテドラル Blue Cathedral
各楽器の様々な音色が美しい織物を共に織り上げていき、それが魂の奥深くを包み込むような、不思議な響きに魅了されます。


タイトルからして、スピリチュアルなものを感じますね。
作曲者自身による解説がプログラムに載っていましたが、Blue はすべての可能性が高揚する「空」の色だそう。
この曲が生まれる少し前に、若くして亡くなった弟さんの名も "Blue" だったそうです。

そして Cathedral(カテドラル)は、思考と成長、精神的表現の場所を象徴し、この世界と別のどこかを結ぶ出入口として存在するのだそう。
弟さんの死が、人生とは?音楽とは?魂が我々を運んでいく行先とは?と深く考えるきっかけになったようです。

クラリネットのメロディーが亡くなった弟さんを表し、フルートが姉である作曲者自身を表しているとのこと。
姉と弟の会話が美しく悲しく続き、最後にはクラリネットだけが残って昇天していくかのようです。

この曲は5/4拍子に所々4/4や3/4が出現し、ちゃんと数えていないと絶対迷子になります。
大体は覚えてしまいましたが、複雑な部分は楽譜とにらめっこで、目が血走りそうでした。
どこが1拍なのか線を引かないと訳がわからず、こんなふうに・・・


まるで空間に溶け込んでいくようなエンディング、管楽器の皆さんは、水を入れたグラスの縁を指でこすって音を出しました。
弦パートには、Chinese Reflex Bells の使用が指定されています。
球状で、手のひらで静かに転がすとチリンチリンと澄んだ音を立てるのです。
借りものなので、「もし失くしたら、ひとつ25ドル弁償!」と脅かされました・・・


本番中、チェロの誰かが床に落としちゃった!精神的世界に静かに浸るパートなのにな~
転がるボールを見て吹き出しそうになるのを必死でこらえていたのは、私だけではなかったと思います。。。

2000年の初演以来、アメリカではかなり人気のある曲で、頻繁に演奏されているそう。
日本ではどうなのかな?
この曲を演奏した初めての日本人だったら、ちょっと嬉しい♪


コンサートの最後は、ユダヤ系でオーストリア生まれのエーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト (またはエリック・ウォルフガング・コーンゴールドと表記)Erich Wolfgang Korngold 作曲による「チェロ協奏曲ハ長調」でした。

コルンゴルトは、私の生まれた年に亡くなっています。
9ヶ月弱だけこの世でご一緒したのだな~と思うと、何だか感慨深いです。

彼はミドルネームがモーツァルトと同じ Wolfgang で、神童と噂されたそう。
アメリカに亡命して映画音楽を作曲するようになり、アカデミー賞を受賞しています。

このチェロ協奏曲も、音楽に関わる人たちの三角関係を描いた1946年の映画 "Deception"「愛憎の曲」)のサウンドトラックとして書かれ、後日手を加えたものだそうです。

映画の中でも、映画を離れての初演でも、ハリウッド弦楽四重奏団 Hollywood String Quartet で有名だった女性チェリスト、エレノア・アラー Eleanor Aller によって演奏されました。
彼女は、アメリカの名指揮者レナード・スラットキン Leonard Stlatkin (現在、デトロイト交響楽団の音楽監督)の母でもあります。

今回のコンサートでは、New York City Ballet Orchestra のメンバーの Hannah Holman さんが、情熱的なソロを聞かせてくださいました♪
日本にも、演奏ツアーに出かけたことがあるそうです!


銅鑼の音に誘導される重々しい出だし、燃え盛る火のようなチェロ、 テンポの速い不協和音で緊張感の漂うオーケストラだけの部分・・・
夢見るような美しいメロディーが現れたかと思うと、また胸をかきむしられる恋の炎のフレーズが!


でも、難しい掛け合いが完璧にうまくいって、私たちも心からの満足感を味わうことができました。
そして、客席からの割れるような拍手とスタンディングオベーション!
指揮者の絶大なるパワーと、ソリストと団員みんなの頑張りのおかげです。

4月はブラームスの2番とグリーグのピアノ協奏曲で、とても楽しみ~!


♪3月25日 コンサートのプログラム♪

     The Hebrides (Fingal's Cave), op. 26 フィンガルの洞窟 (Felix Mendelssohn)
     Song Without Words (for solo chello) 無言歌 (Mendelssohn)
     Concerto for Cello in D major, Hob.VIIb-2, op. 101 
      チェロ協奏曲第2番 (Franz Joseph Haydn)
       Ⅰ. Allegro moderato
       Ⅱ. Adagio
       Ⅲ. Rondo (Allegro)

           Intermission
     
     Blue Cathedral ブルーカテドラル (Jennifer Higdon)
     Cello Concerto in C major, op. 37 チェロ協奏曲ハ長調 (Erich Wolfgang Korngold)


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恥ずかしい間違い・・・

昨日は、クリスマスコンサート以来の久しぶりの本番でした。
それほど寒くはなかったものの、あいにく朝から雪が降りまくり、やっとの思いで会場にたどり着いた感じ。
客席がガラガラなのではと心配でしたが、悪天候でも足を運んでくださった多くのお客様に感謝です。

今回はトランペットのソリストとして Mark Nelson さんをお迎えし、心躍る楽しい曲や美しい曲が盛りだくさん♪


アメリカの作曲家ジョージ・ガーシュイン George Gershwin の「ラプソディ・イン・ブルー Rhapsody in Blue」が、コンサートの最後の曲でした。
客席からは、大雪を解かしそうな勢いの声援と大拍手が・・・!


クラシックとジャズを融合させた斬新な曲は、アメリカ人の誇りですもの。
「のだめカンタービレ」のおかげで、日本でもファンが増えたかな?

ピアノソロとオーケストラで演奏されることが多いですが、トランペットのソロも艶やかでいい感じ♪
下の動画と同じアレンジでしたので、これに合わせて自宅練習しました。



コンサート前半の最後には、イギリスの作曲家エドワード・エルガー Edward Elgar の、行進曲「威風堂々 第一番」も演奏。
これは、アメリカのハイスクールや大学の卒業式で卒業生が入場する時の定番の曲で、皆さんにおなじみです。

東京のインターナショナルスクールに通っていた、我が家の子供たちの卒業式もこれだったので、とても懐かしいわ。
在校生の生演奏で、なかなか良かったです。

出だしは賑やかで勇ましいものの、中間部分はゆったりしたテンポに変わり、厳かな雰囲気が卒業式にぴったりなのでしょう。
この部分のメロディーを使った「希望と栄光の国 Land of Hope and Gloryは、イギリスの第二の国歌として国民に愛されています。

毎年ロンドンで開催される音楽の祭典 BBCプロムスでは、客席の皆さんがイギリス国旗を手に体を揺らし、盛り上がり方がハンパじゃないようです。
「君が代」では、ここまで熱くなるのはちょっと無理かな。。。


ところで、「威風堂々」の英語のタイトルについてなのですが・・・
"Pomp and Circumstance March No. 1" といいます。

今まで知らなかった!
Pomp は「華やかさ」、circumstance には学校で習った「(周囲の)事情・状況」の他にも「仰々しさ」という意味があるので、「威風堂々」はまあ悪くない訳なのでしょう。

でも、夫と話している時にやっちまった・・・
Circumstance の部分をうっかり circumcision(割礼)と言ってしまい、思い切り笑われました。。。

その話をオーケストラの友人にしたらウケまくり、「これからこの曲を聞くたびに、きっとあなたのことを思い出してしまうわ」だって。

その後、日本では何と言うのか聞かれました。
「威風堂々」だと教えたところ、"If dough dough???" と困った様子。(dough はパンなどの「こね粉」のこと)
今度は、私が大笑いする番でした (^∇^)


♪2月18日 のプログラム♪

     Marriage of Figaro, K. 492 フィガロの結婚 (Wolfgang Amadeus Mozart)
     Laudate Dominum from Solemn Vespers, K. 339
      「ヴェスペレ(荘厳晩課)」より「ラウダーテ・ドミヌム(主を誉め讃えよ)」 (Mozart)
     Solomon: Entrance of the Queen of Sheba オラトリオ「ソロモン」より
      「シバの女王の入城」 (George Frederic Handel)
     Enigma Variations, Op. 36 Ⅸ Nimrod 「エニグマ変奏曲」より
      「第9変奏 ニムロッド」(Edward Elgar)
     Prince of Denmark's March (Jeremiah Clarke)
     Pomp and Circumstance March No. 1 行進曲「威風堂々 第1番」 (Edward Elgar)

           Intermission

     Gabriel's Oboe (Ennio Morricone)
     The Man I Love (George Gershwin)
     Embraceable You (George Gershwin)
     Someone to Watch Over Me (George Gershwin)
     Rapsody in Blue ラプソディ・イン・ブルー (George Gershwin)

 *グリーンの文字の曲は、トランペットの Mark Nelson さんと共に演奏。


先週は毎晩のようにリハーサル続きだったものの、幸い平昌オリンピックフィギュアスケート男子は、帰宅後に生中継で観ることができました。
羽生選手宇野選手の金・銀メダル受賞に、リハーサル疲れも忘れて大興奮!

おめでとう!!!!!

スピードスケート女子で金メダルを獲得した小平選手も含め、日本のメダリストたちは競技中以外にもその所作が海外でも高く評価されているようで、とても誇らしく思います。


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大人の心の中に住む子供の部分

クリスマスコンサートも無事に終わり、あとはクリスマスの集まりまでちょっと一息・・・
今回は、毎年演奏する典型的なクリスマス音楽の他に、新しい試みがありました。

アニメーション "The Snowman スノーマン" を舞台後方のスクリーンに映しながら、それにぴったりと合わせての演奏でした♪
これは「さむがりやのサンタ」でおなじみの、イギリスのイラストレーター、レイモンド・ブリッグズ Raymond Briggs 原作の絵本を映像化した、1982年の作品です。

少年と、彼が作ったゆきだるまが共に過ごした一晩を描いた、心温まる物語。
お時間があれば、下の動画でぜひお楽しみくださいね。


団員は 、この YouTube の映像に合わせて自宅練習しましたが、本番では後ろのスクリーンを見るわけにはいきません。
テンポの変化、微妙な間の取り方などは指揮者に任せるしかなく、リハーサルの時は演奏のほうが先に行きすぎて途中からやり直したり、なかなか大変でした。

それでも本番では、暗い部屋の電気のスイッチをつけるシーンや、オルゴールが鳴り始めるシーンなど、すべて映像とぴったりだったようです。

「団員からはスクリーンが見えないのにどうして?」と観客に不思議がられたほど・・・
優秀な指揮者のおかげで~す♪


セリフは一切なく、映像と音楽がすべてを語るアニメなのですが、我が家の子供たちもこれが大好きでよく夢中で観ていましたっけ。
そこで交わされている会話など、自分の好きなように想像できるのがいいですよね。
どぎつい原色が多いアメリカのアニメと違って、優しく淡い色合いが私もお気に入りでした。

特にゆきだるまと男の子が空を飛ぶクライマックスシーンは、大ヒットした "Walking in the Air" のメロディーと共に、とても懐かしく、今でもなんだか涙ぐんでしまいます。


幼かった我が子の表情と共に、無邪気に「いつか空を飛んでみたいな」と願っていた、子供の頃の自分自身のことまで思い出し、ちょっと切なくなるからでしょうか。

空を飛び回る楽しいシーンのはずなのに、このメロディーは哀愁を帯びた短調です。
夢のような時間には必ず終わりがあることを、暗示しているかのよう・・・

この部分は、私たちのコンサートマスターのお子さんが歌ってくれました。
澄み切ったボーイソプラノは、このシーンにぴったりでした。

下の動画はショートバージョンで、空を飛ぶシーンだけ切り取ったものです。


しばらく空を飛んで地上に降り、暗い森の中を歩いていくと、たくさんのゆきだるまとサンタクロースが笑顔で迎えてくれます。
陽気なダンスと宴の後に、サンタが男の子にプレゼントしてくれたのは、青いマフラーでした。


お別れの挨拶の後、また一緒に空を飛んで、無事に家にたどり着いたのですが・・・
翌朝目覚めて外に駆け出して行った男の子は、ゆきだるまがすっかりとけてしまっているのを見つけます。

これを客席で見ていた子供たちにとっても、結構ショックだったのではと心配になってしまいました。
あれは全部夢だったの?
でも、サンタにプレゼントされた青いマフラーはちゃんと手元に!
ただの夢ではなかったのですね!!

それに、短調だった "Walking in the Air" のメロディーは、最後の最後で明るい長調に変化して静かに終わるのです。

客席には、子供たちだけではなく、「昔は子供だった」大人たちがいっぱいでした。
こういう物語は、誰の心の中にも住み続ける「子供」の部分を優しく揺さぶり起こしてくれるようですね。
とても好評だったようで、よかったです。

特にこの辺のような田舎では、東京などの大都会よりずっと多くの大人が、夢中になれるものを子供の頃の気持ちのまま持ち続けている気がします。

変に大人ぶって、自分の中の「子供」の部分を否定したり無視してしまう人もいるけれど・・・
楽しい思い出だけではなく、消しゴムで消してしまいたいような出来事もあるけれど・・・
今の自分があるのは、その子がいたおかげです。大切にしなくてはね。


ところで、コンサートで団員が着た ugly Christmas sweater ですが、私のは可愛すぎて残念ながら賞を逃しちゃった。。。

1等賞に輝いたのは、これに近い感じのグリーンのセーターでした。
やはり男性団員が着るとアグリーさが倍増で、とてもかないませんわ。


みんなそれぞれ工夫して、とても楽しかったです。
これだって、皆さんの心の中の「子供」の部分を喜ばせてくれる企画だったのかもね!

家にあるクリスマスの飾りでも、 The Snowman の世界を再現してみました♪


♪12月12日 クリスマスコンサートのプログラム♪

     ”The Snowman" movie and music (Howard Blake)

           Intermission
     
     White Christmas (Irving Berlin)
     Have Yourself a Merry Little Christmas (Hugh Martin / Ralph Blane, arr. by John Whitney)
     Sleigh Ride (Leroy Anderson)
     Christmas Festival (Leroy Anderson)
     Frosty the Snowman (Steve nelson / Jack Rollins, arr. by John Moss)     
     Christmas Sing-along (Traditional, arr. by Bob Cerulli)


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3人のシュトラウス

本番からもう1週間が経ってしまいましたが、コンサートの話の続きです。

今回のメインは、「蝶々夫人」など有名なオペラの中からの名曲でした。
ゲストにテナーの歌手をお呼びし、私たちはその伴奏です♪
歌のほうは感情に合わせてテンポが揺れるので、「あうんの呼吸」で合わせなくてはいけません。

ステージ上では「自己中」お断りですよ~ みんな全身を耳にして、真剣勝負!
指揮者が一番大変だっただろうな。。。
リハーサルは弦楽器だけで2回、オケ全体が2回、歌手と合わせたのが2回だけでした。

ヨーロッパでも活躍しているテナー歌手の J. Warren Mitchell さんと私たちの共演の様子は、ローカルのテレビ番組でもちらっと紹介されたので、貼り付けておきますね。


朗々とした素晴らしい歌声に、スタンディングオベーションを何度もいただきました。


今回は、J. Warren さんのイチオシだったらしい、リヒャルト・シュトラウス Richard Strauss の歌曲も3曲混ざっていました。
ドイツ語なので歌詞の意味はよくわかりませんが、激しい恋の歌のようです。

この3曲の楽譜は、わざわざヨーロッパから取り寄せなければならなかったとのこと。
1~2ページなのに、ちゃんと表紙がついた立派な楽譜でした。
汚したり折ったり書き込みを入れたりしないよう、皆さん宝物のように扱いましたよ。
楽譜には音楽が宿っているので、いつも大切にしていますけれどね。

私にとっては、リヒャルト・シュトラウスと聞いて最初に頭に浮かぶのは、映画「2001年宇宙の旅」の冒頭で重々しく流れた「ツァラトゥストラはかく語りき」です。
この映画、月に向かうシーンでは、ヨハン・シュトラウス2世「美しく青きドナウ」の軽やかなワルツが印象的でした。

同じシュトラウスという姓でも、親戚関係ではないとのこと。
ドイツ語圏ではよくある姓なのかしら?

「ワルツ王」と最初に呼ばれたのはヨハン・シュトラウス1世 Johann Strauss I でしたが、彼の音楽で現在一番親しまれているのは、ワルツではなくニューイヤーズコンサートで演奏される「ラデツキー行進曲」かもね~

彼の息子のヨハン・シュトラウス2世 Johann Strauss II も、音楽家としての血をしっかり受けついでいたのが明らかでした。
それでも、父は息子が音楽の道に進むことを反対し、妨害さえしたとのこと。
息子に負けてしまうことが、嫌だったのでしょうか。

結局、後には息子のほうがお父さんを超える売れっ子の音楽家になり、現在ではただ「ヨハン・シュトラウス」と言うと2世のことを指します。


「ワルツ王」の名も息子に奪われてしまったので、1世は「ワルツの父」となりましたとさ。

私たちも、2世作曲の「こうもり」「酒・女・歌」をコンサートで演奏しました。
「こうもり」はノリがよくて楽しい曲ですけれど、出だしの速い部分などが結構難しかったな・・・

2泊目がほんの少し前のめりになる感じのウインナ・ワルツにもチャレンジ!
これは日本人には難しいリズムですが、アメリカ人にとってもハードルが高いようで、ちょっと安心しました(笑)


「酒・女・歌」は、日本語にしてしまうと河島英五さんの「酒と泪と男と女」を連想させるタイトルですね(笑)
グラス1杯のワインと共に演奏したい感じの、おしゃれな曲なのですが・・・

合唱付きの歌詞は、マルティン・ルターの格言「ワインと女と歌を愛さないとは、なんと愚かな人生だろうか」を元にしているのですって!
ルター様、良いことをおっしゃる!!

私たちが演奏したのはオーケストラ版ですが、下の動画のような雰囲気でできたら素敵だな♪


たくさんの演奏曲目で、楽譜を並べ替えるのが忙しいコンサートでした・・・
実は私にとって、ヨハン・シュトラウスの曲はあまり進んで聴きたいタイプではないのですが、今回のコンサートで、以前より好きになったのが収穫です。


★11月12日のコンサートのプログラム★

     "Che gelida manina" from La Boheme (Giacomo Puccini)
     "E lucevan le stelle" from Tosca (Puccini)
     "Addio fiorito asil" from Madama Butterfly (Puccini)
     "Humming Chorus" from Madama Butterfly (Puccini)
     "E la solita storia del pastore" from L'Arlesiana (Francesco Cilea)
     L'Arlésienne Suite No. 2 (Georges Bizet)
       1. Pastorale
       2. Intermezzo
       3. Menuet
       4. Ferandole
     Agnus Dei from L'Arlésienne Suite No. 2 (Bizet) 
  
        INTERMISSION

     Fledermaus Overture (Johann Strauss, Jr.)
     Three Strauss Lieder (Richard Strauss)
       Zueignung, Op. 10, No. 1
       Ich liebe dich, Op. 37, No. 2
       Allerseelen, Op. 10, No. 8
     Wine, Women and Song (Johann Strauss, Jr.)
     Serenade from The Student Prince (Sigmund Romberg)
     "Dien ist mein ganzes Herz" from Das Land des Lacächelns (Franz Lehár)


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20年ぶりに再会した「アルルの女」

この前の日曜日は、またコンサートでした。
夏が終わると、月に一度あるコンサートの練習に励むうちに、毎年あっという間にクリスマスになってしまう感じです。

今回は、とても懐かしい曲を演奏しました♪
19世紀のフランスの作曲家、ジョルジュ・ビゼー Georges Bizet「アルルの女 (L'Arlésienne / The Woman of Arles) 第2組曲」です。

あら~、ビゼーって、若い頃は結構ナイスルッキングだったのね


「アルルの女」がなぜ特別に懐かしいかというと、私のコンサートデビュー曲だったから。

私がヴァイオリンを始めたのは遅く、37歳になってからでした。
スタートは遅かったけれど、頑張って練習を続ければ、もし生まれ変わりがあるのなら来世ではオーケストラのメンバーになれるかも(笑)・・・なんて、ひそかな野望を抱いていたのは誰にも内緒。

レッスンを受け始めてから約2年後のこと。
割と近所で活動していたアマチュア・オーケストラの練習風景を、友人に引っ張られて一緒に見学し、なぜか友人ではなく私のほうが勢いで入団してしまったのです。

胸の奥にしまっていた夢は、思いがけず今世で実現しました o(*^▽^*)o~♪

心優しい団員の皆様に温かく迎えられ、セカンドヴァイオリンの後ろのほうで、なるべく目立たないようにひっそりとスタート。
弾けない部分は、「エアギター」ならぬ「エアヴァイオリン」でごまかすことには長けていたので、邪魔だ!と怒られずにすみました。(ごめんなさい・・・)

そして翌年の5月には、さっそく定期演奏会に出演することに!
その時演奏したのが、この「アルルの女」とベートーヴェンの「田園」でした。
(他に、モーツァルトの「後宮からの逃走」序曲も。)

それが、今からちょうど20年前だったというわけです。
まだ白髪もなく、お肌も今よりはもうちょっとは艶やかで、遠くも近くも眼鏡なしでばっちり見える年頃だったなあ。。。

初心者だった私にも、「アルルの女」はそれほど難しい曲ではありませんでした。
いろんな楽器の織り成す豊かな生の音のど真ん中に我が身を置ける幸せを、しみじみと味わいましたよ♪


第1組曲と第2組曲がある「アルルの女」・・・今回も、20年前同様「第2組曲」全曲を演奏しました。
その中で一番有名なのは、フルートの旋律が美しい「メヌエット」でしょうね。
20年前はハープなしで、そのパートを弦楽器のピチカートが受け持ちましたが、今回はハープが入り、うっとり聞き惚れていました。

最後の「ファランドール」は豪華絢爛で、これも有名!
実は、人々が明るく賑やかに踊っている最中に、アルルの女への恋を成就できなかった主人公が身投げして自殺してしまうという、とんでもないストーリーなのですけれどね。。。

「ファランドール」では、20年間に弾いたセカンドヴァイオリンの1オクターブ上のメロディーを、今回はファーストヴァイオリンで担当。

20年前の自分と共演しているような、不思議な気持ちに襲われました。
日本でご一緒していたオーケストラの団員の皆さんのお顔も、懐かしく思い出します。


「アルルの女」は、オーケストラに初めてサキソフォーンが取り入れられるようになった時期の曲で、有名曲として現在まで残っている中で一番古いそうです。

サキソフォーンの芳醇な音色は、特に「メヌエット」の後半のフルートとのからみで、素晴らしい効果を発揮していると感じます。
当時としては、本当に画期的な楽器編成だったのでしょうね。


今回のコンサート、難曲にチャレンジだった10月よりずっとリラックスして参加できました。
でも、盛だくさんすぎて1度には書ききれないため、その他についてはまた日を改めて書くことにしますね~♪


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悪夢・・・

コンサートが無事に終わって、今回は特にほっとしています。

フランツ・リスト Franz Liszt 作曲の「死の舞踏 Totentanzは、本番2日前のリハーサルの時、ピアニストとの初合わせだったのですが、あり得ないことが起こってしまいました (*'o'*)

ピアニストと私たちが、違う編曲のものを練習していたのです。

そう言えば、初めて YouTube と合わせて弾こうとした時に途中で迷子になってしまい、違うバージョンが存在することには気づいていました。

私たちが練習していた楽譜は、後にブゾーニが改訂したもので、中盤に管楽器だけの非常に美しいバリエーションが登場するものです。これは詩篇130篇の「深き淵より De Profundisのフレーズだそう。

完璧に暗譜しているピアニストがこれから変更するのは不可能ですから、急遽私たちに別の楽譜が配られ、初見で演奏する羽目に。。。
皆さん読譜能力にも優れているので何とかなりましたが、指揮者は真っ青だったでしょうね。

金曜の夜のリハーサルが終わって帰宅後、私はさらに夜中まで練習しましたよ。
頭の中に刷り込まれてしまっていたピアノのメロディも、別バージョンのものに上書き修正です・・・
他の団員も、きっと練習に励んだのでしょう。翌日土曜日午前中のリハーサルでは、ちゃんと揃いました。

ピアニストは、Matthew Lorenz さん。落ち着いて見えますが、まだ21歳という若さです。


彼のピアノの師は、Dr. Nariaki Sugiura という函館生まれの日本人だそうで、何だか嬉しいわ♪

プロの演奏を動画で観ると、動きが速すぎて指が見えないほど(笑)


とんでもない跳躍も多く(リストはものすごく手が大きかったですからね~)、力強さと繊細さの両方が求められる曲ですが、本当に見事な演奏でした!
個人的には、本番で演奏したバージョンのほうが実は好きだったので、両方練習できて得したかも?


もうひとつの悪夢は、エクトル・ベルリオーズ Hector Berlioz 作曲の「幻想交響曲 Symphonie Fantastiqueについて。

長くなるので曲の詳しい解説は省略しますが、「若い音楽家が、恋わずらいによりアヘンで服毒自殺を図ったが、死ぬまでには至らず、眠りの中で一連の奇怪な幻想を見る」という、かなり変わったテーマです。

第1楽章から第3楽章の終わりまでは大変美しいものの、その終わりにティンパニーが轟くあたりから、怪しい世界に突入していきます。

「断頭台への行進」という標題の第4楽章では、人々の嘲笑や首が転がる様子までがちゃんと音で表されているのです。
言葉も映像もないのに、どうして・・・? 本当にそう聞こえるのが不思議です。

第5楽章は「魔女の夜宴の夢」
主人公の葬儀に集まってきた化け物たちが、何でもあり!という感じの大騒ぎをします。


演奏する側は、他の楽器と複雑に絡み合うリズムに大変な緊張感を強いられます。
どこかのパートが落っこちてしまったら、みんな這い上がってこられなそうで、それこそ悪夢と言えるでしょう。

謎すぎる斬新な音があちこちから聞こえてくるのがおもしろく、美しい前半より私は好きです。
途中で教会の鐘も鳴れば、骸骨が笑っているように聞こえる部分も・・・
これはコル・レーニョ col legno という、弦楽器の弓の木の部分で弦を叩く奏法によるものです。
(弓に悪そうなこの奏法、その後いろいろな曲で使われるようになりましたが、これが史上初だったそう。)
1830年に作曲されたのに、1960~70年代のピンク・フロイドなどにも通じるものがあるサイケデリックな音が続きます。

病的とも言えるこのシンフォニーの情景、ある女優に熱烈な恋心を抱いて猛烈にアタックしまくったという作曲者自身の心象に重なっちゃっています。
女装して人殺ししようとしたり、自殺未遂騒ぎを起こしたり、ベルリオーズってかなり危ない男だったみたい。
ついでに言えば、数年後にはその女優とめでたく結婚したものの、愛情が冷めるのも早かったようです。

コンサートを聴きに来た夫が、あれはドラッグなしじゃ作れない曲だろう・・・な~んて感想を漏らしていましたが、実際にベルリオーズもアヘンを吸った状態で作曲したというウワサ!やっぱりね。。。


もうひとつびっくりだったのは、土曜のリハーサルで第5楽章を練習中、突然客席の周りの壁のあちこちにライトが点滅し始めたこと。
あら~、今回は照明でも魔女の夜宴っぽい効果を出すなんてすごい!と思っていたら、実は火災警報でしたっ!!

幸いなことに、誤報だったとの連絡がしばらくして入ったのですが、誰も演奏をやめようとしなかったのは良かったのか悪かったのか・・・?
本当の火事だったら、私たちどうなっていたのでしょう。

色々とハプニング続きのリハーサルでしたが、本番はばっちり♪
大編成のベルリオーズ、セカンドヴァイオリンは11名いたものの、諸事情によりファーストヴァイオリンは6名だけで頑張りました。
難しい曲こそ練習のしがいがあり、終わった後の感激もひとしおで、聴きに来てくれた友人たちとみんなで飲んだビールがおいしかったです!!


★10月8日のコンサートのプログラム★

     Berceuse and Finale from The Firebird Suite No. 2 「火の鳥」 より「子守歌」「終曲」
       (Igor Stravinsky)
     Totentanz (Paraphrase on "Dies irae") for piano and orchestra
       「死の舞踏『怒りの日』によるパラフレーズ」(Franz Liszt)
       
        INTERMISSION

     Symphonie Fantastique, op.14 幻想交響曲 (Hector Berlioz)
       1. Visions and Passions
       2. A Ball
       3. In the Country
       4. The Procession to the Stake
       5. The Witches' Sabbath


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ミネソタに移住してよかったとつくづく思ったこと

土曜日の夜は、サマーコンサートに出演しました。
快適な晴天に恵まれた日、皆さんミネソタの短い夏を屋外で大いに楽しんでいるはず。
客入りが心配でしたが、意外と大勢のお客様が客席を埋めてくださいました。

今回のゲストは、モンタナ州出身でグラミー賞にノミネートされたこともあるピアニスト、フィリップ・アーバーグ Philip Aaberg さん。
ニューエイジミュージックで一世を風靡したウィンダム・ヒル Windham Hill レーベルでも、数々のオリジナル曲をレコーディングしている方です。



木曜と金曜の夜にリハーサルがあり、オーケストラだけの練習はなしで、いきなりソリストと合わせてしまいました。
ヴァイオリンだけの楽譜を見ても、どんな曲だかさっぱりわからないものもあったのですが、みんなで合わせるととても楽しかった♪

ウィンダム・ヒルから出ているアルバムは、代表格のようなジョージ・ウィンストン George Winston のものをはじめ、我が家には結構たくさんあります。
21年前に日本で買ったウィンダム・ヒルのピアノ譜をチェックしたら、フィリップさんの曲が4曲入っていることが判明!

結構弾きこんで、年季が入ったピアノ譜

金曜のリハーサルの前に、個人的にフィリップさんと話す機会があったので(ラッキ~♪♪♪)その楽譜を見せたところ、大感激してくださいました。
彼は日本でもコンサートを行ったことがあり、「植村直己物語」の映画のサウンドトラックも担当したと教わりました。

楽譜の裏表紙にサインをお願いしたら、温かいメッセージ付きで私の名前を入れて書いてくださった・・・一生のお宝だわ♪


家で他のウインダム・ヒルのCDも調べたところ、大昔(笑)に買ったウィンダム・ヒルの「ちかい(誓い)」と、「こころ Heartというアルバムに、モンタナ・ハーフライト Montana Half-Light という彼の曲が入っていました。

「ちかい」は結婚式用に特に選曲されたアルバムで、この曲は「新婦退場&お色直し」用ですって。
それにふさわしいかどうかはともかく、これを聴くたびにシンプルで優しいメロディーに癒されていました。
懐かしい曲と共に、若かった頃のことを色々と思い出します。



さて、サマーコンサートは例年通り「アメリカ国歌」からスタート。
独立記念日に近いので、恒例となっています。

最初に出演した年は、客席の皆さんが全員起立して手を胸に当てる様子にどぎまぎしてしまいましたが、もう慣れたものです。
私も図々しくなってきたのかな?

生まれ故郷のモンタナへの愛にあふれたフィリップさん。
モンタナの昔の農場の風景などを、ステージ上の大きなスクリーンにスライドショーで映しながらの演奏もありました。

クラシックをベースに、ロック、ジャズ、教会音楽など幅広い要素が取り入れられた彼の音楽。
ノリノリのものからじっと聴き入るものまで多種多様で、客席からは盛大な拍手でした。

合奏した中の1曲も、ピアノソロの1曲も、私が持っているアルバムに入っているもので、とても感慨深かったです。
昔々CDや楽譜を買った時、まさか将来彼と話したり合奏できる日が来るなんて、夢にも思いませんでしたから。


コンサート終了後、サイン会を兼ねてロビーでフィリップさんのCDや楽譜の販売がありました。
私も長い列に並んで、彼のピアノ譜を買おうとしていたら、「あなたには僕からプレゼントします」と、何と無料でくださったのです

うわ~、何だか天にも昇る気持ち!!
ミネソタに移住し、この町のオーケストラに入れていただけて本当によかった♪

会場の外に出ると、東の空には上ってきたばかりのオレンジ色の大きな満月、西には美しい夕焼け
以前から好きだった世界的ミュージシャンに親切にしていただいた喜び・・・運命の不思議にも思いを馳せたこの日の空の光景を、絶対に忘れません。

CDを買った時、耳コピしようとトライしたことのある Montana Half-Light (その時は、途中であきらめた・・・)。
思いがけず、約30年後に作曲家ご自身から楽譜をプレゼントされ、涙が出そうな感激と共にさっそく練習しています。


★7月8日のサマーコンサートプログラム
   オレンジ色が、Philip Aaberg さんと共演した曲です。 


     The Star Spangled Banner  アメリカ国歌
     To the Mountain
     Prairie Song
     Upright (ピアノソロ)
     From the Ground Up

        Intermission 休憩
     
     Stars and Stripes Forever 星条旗よ永遠なれ
     Every Deep Dream (ピアノソロ)
     High Plains
     Nevertheless Hello 
     Westbound-Don't Stop 
          


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ヘンデルの 「メサイア」 を総勢160名で演奏♪

雪についての記事をこの前アップしたばかりですが、ブログはいきなり夏景色に模様替えしました♪
明日から18℃位の良い天気が続くようで、緑の面積がどんどん増えることでしょう。
ついでに虫の動きも活発になりそうです。


昨日は、ヘンデル作曲のオラトリオ 「メサイア」 のコンサート本番でした。


手首骨折でギプス固定が6週間にもなり、とても無理だと思っていたコンサート・・・
諦めなくて本当によかったです。

ギプスが外れ次第めでたく完治というわけではなく、関節の拘縮 (長期の固定により硬くなって動きが悪くなる) と筋肉の萎縮が見られるので、元の状態に戻るには固定期間と同じかそれ以上かかると聞かされていました。

でも多少無理をしてでもヴァイオリンを弾くことにより、手首の関節はどんどん柔軟性を取り戻し、握力も戻ってきたのです。
火、木、金、土と続いたそれぞれ2時間半のリハーサル、そして日曜の本番。
また手首が故障してしまうのではと、正直言って少し心配でしたが、無事に乗り切ることができました。


コンサートでは合唱団 Choir だけでも100名以上、4人のソリストにオーケストラのメンバーで、ステージには合計160名位が乗りました。


ソリストは、ソプラノの Jennifer Olson さん、アルトの Leandra Craigmile さん、テノールの Jace Erickson さん、バリトンの Cory J. Renbarger さんです。 皆さん、本当にうっとりする声の持ち主♪

客席 (1,100席) は、ほとんど満席状態でした!
遅めに到着したお客様は、駐車場のスペースを探すのにひと苦労だったようです。

「メサイア」 は、今までにもクリスマスコンサートで毎年のように数曲演奏してきました。
客席の有志が、ぶっつけ本番の sing-along でコーラスの部分を歌ってきたのですが、きちんと練習を積んだ合唱団&ソリストと合わせるのが、指揮者の長年の夢だったようです。

今回はそれぞれが練習を重ね、オケと合唱団とソリストが揃って合わせたリハーサルが木、金、土と3日続きで、息もぴったり合うようになりました♪

「メサイア」 の作曲・初演は1741年ですので、日本では八代将軍吉宗の時代です。
その頃の江戸では、どんな音楽が好まれていたのでしょうね。

バッハと同年の1685年にドイツで生まれたヘンデルは、生涯ドイツに留まったバッハとは対照的に、イタリアイギリスに活動の場を広げました。
「メサイア」 の歌詞がドイツ語ではなくて英語であるのも、ヘンデルがイギリスに帰化して生涯の約2/3をそこで過ごしたからです。

クリスマスの時期に演奏されることが多い 「メサイア」、今回はイースターの2週間後でした。
後半では 「救世主 (キリスト) の復活と永遠の生命」 について歌われていますので、イースターの時期にもふさわしいということです。

「メサイア」 の中で最も親しまれている第2部最後の 「ハレルヤ」 では、お約束通り観客全員が一斉に立ち上がりました。 感動の瞬間です!

今回のコンサートはプロによって録音され、CDが作成されるとのことで、聴くのが楽しみ♪
ステージ上に数多く設置されたマイクスタンドが、ちょっと邪魔でしたが・・・

感動的な音楽に身も心も浸ることができ、とても幸せなひとときでした。
もし諦めていたら、一生後悔したかも。。。
コンサート終了後のビールがおいしすぎて、やたらとヘラヘラしていた私です。


★4月30日のコンサートのプログラム★

     Selection from The Messiah メサイア抜粋 (George Frideric Handel)  
     
      Part Ⅰ
       Sinfonia
       Comfort ye, my people
       Every valley shall be exalted
       For unto us a child is born (chorus)
       Pifa (pastoral symphony)
       Rejoice greatly, O daughter of Zion
       He shall feed his flock like a shepherd

      Part Ⅱ
       Behold the Lamb of God (chorus)
       He was despised
       Surely he hath borne our griefs (chorus)
       And with his stripes we are healed (chorus)
       All we like sheep have gone astray (chorus)
       Behold, and see if there be any sorrow
       He was cut out of the land of the living
       But thou didst not leave his soul in hell
       Lift up your heads, O ye gates (chorus)

        INTERMISSION

       Thou art gone up on high
       How beautiful are the feet of them
       Why do the nations so furiously rage
       Hallelujah! (chorus)

      Part Ⅲ
       I know that my Redeemer liveth
       Since by man came death (chorus)
       Behold, I tell you a mystery
       The trumpet shall sound
       Worthy is the Lamb / Amen (chorus)


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海賊に変身したよっ♪

この前の日曜日のコンサートは、多分今までで最高の客入りでした♪
立ち見客が出そうな勢いでびっくり! 人がどんどん入ってくるので、めずらしく開始時間が遅れたほど。
親戚の集まりがあったこともあり、私の関係だけでも14名も来てくれたものね~

今回のテーマは Cinematic Legends でした。
懐かしいものから新しいものまで、たくさんの映画音楽を演奏。
ちょうど、アカデミー賞発表の時期も近づいていますしね。

バレンタインデーが終わったばかりでしたので、ロマンティックな小曲も何曲かお聞かせしました。

いつもは黒のフォーマルウェアで演奏する私たちですが、今回は映画の中のキャラクターの扮装でとのこと。
さあて、どうしましょう・・・ 「アナ雪」 のドレス姿は、年齢的に反則だわね。
オラフの顔の帽子をかぶって、ひょうきんな雪だるまになろうかしら?
「007」ボンドガールなんかになったら、石投げられそうだし。。。


団員の皆さん、結構悩みに悩んで、ギリギリまで決まらなかった方が多かったようです。
全体のリハーサルが前々日と前日の2回しかなかったので、演奏のほうも心配だったし。


私は結局、夫の友人の1人から 「パイレーツ・オブ・カリビアン」 の衣装を借りることになり、前日にスキーをした後にやっとゲット。
サイズがXLでしたので、もちろんブカブカよ。

コンサート当日のお昼近く、娘がミネアポリスに戻った後に、針と糸をちくちくと動かして部分的に縫い縮め、ギリギリセーフで間に合いました! すご~く危ない橋を渡った感じ。


その格好でコンサート会場に駆けつけたら、何とまあ、ファーストヴァイオリンにもう1人海賊がいたのです!
お互いを見て、2人して爆笑・・・

彼女は付け髭に濃いメイクで、完璧にジャック・スパロウになりきっていました。
後で、みんなが笑わせる度に髭が取れそうで困っていたけど。

私は 「なんちゃってジャック」 でしたが、2人で並ぶ姿が、お客様にも指揮者にも他の団員にも大ウケ!
東洋系の海賊でいいのだろうか。。。


「ハリー・ポッター」 に登場するキャラクター色々や、ホビット、オペラ座の怪人などに扮装した、いつもと違う団員の姿がとても好評でした。
客席にも、アナや白雪姫などがウロウロしていて楽しかったしね。


最後に演奏した 「スター・ウォーズ」 では、一度舞台裏に引っ込んだ指揮者もダース・ベイダーに早変わりで、蛍光色に光るライトセーバーを指揮棒代わりに振ってくれたのです。

マスクをかぶったら楽譜がよく見えなくて大変だったらしいですが、大喝采を浴びました♪
こんなイメージです。


どの曲も楽しかったけれど、私の一番のお気に入りはドラマティックな 「オペラ座の怪人」 です。


華麗でロマンティックで、切なくて哀しい物語。。。 また通して映画を観てみたいな。


親戚の集まりにも参加しながらでしたので、やたらと忙しい週末でした。
無事に終わってよかった~ ほっ・・・


★2月19日のコンサートのプログラム★

     Themes from 007 (A Medley for Orchestra) 007のテーマ
     My Funny Valentine 
     Music from Frozen アナと雪の女王
     Gabriel's Oboe from The Mission ミッション
     Embraceable You
     The Man I Love
     Raider's March インディ・ジョーンズのテーマ

        INTERMISSION

     A Suite from Harry Potter and the Deathly Hallows Part 2 ハリー・ポッターと死の秘宝
     When I Fall in Love
     Phantom of the Opera オペラ座の怪人
     Pirates of the Caribbean: Symphonic Highlights from At the World's End 
       パイレーツ・オブ・カリビアン
     Sound of Music Medley サウンド・オブ・ミュージック
     The Empire Strikes Back Medley スター・ウォーズ


おまけ 今日2月22日は、ネコの日です。
     のんびりひなたぼっこ中の、うちのにゃんこさん・・・ 私がバタバタしていても、全然気にしません。




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