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ミルクウィード変身の術

ミネソタのワイルドフラワーには、大好きなものがたくさんあります。
その中のひとつが、日本では出会ったことのなかったミルクウィード Milkweed です。

今頃の時期、あちこちで綿毛を飛ばしまくっている!
翼を広げて、これから青空に向かって飛び立つ鳥のように見えますね。


この辺にやたらと生えているミルクウィードは、オレンジ色のモナーク蝶 (オオカバマダラ) Monarch butterfly の大好物。
詳しくは過去の記事 モナーク蝶 (オオカバマダラ) とミルクウィード をご覧ください。

つぼみから種子まで、どの時期も個性的な姿で、観察するのが楽しみです。
ミネソタに住み始めた最初の年には、あまりにも様子が変わることにびっくりし、「さてはおぬし、変身の術を使ったな!?」 と問い詰めたほど。

以前にアップした写真と重なるのもありますが・・・

薄桃色のぼんぼりのようなつぼみ。

撮影日 6/29

ほのかに甘い香りのする、小さく可憐な花。

撮影日 7/7

花が枯れる頃、薄緑色の袋果 (たいか) follicle がにょきにょきと発達し始めます。

撮影日 7/31

この袋果と呼ばれる紡錘形のさやの中に、種子が育っています。
最初の年は、まずこの姿に驚いたというわけ。 小さな花からは想像もできない形態です。

撮影日 9/23

熟すと色も変化して片側で避け、中の種子が顔をのぞかせます。
これにもびっくり。 まるで魚のウロコみたい!

つぶつぶ恐怖症の人は、こういうのを見るとぞっとするかな・・・
(私も実は、シダの葉の裏の胞子嚢はかなり苦手なのですが、ミルクウィードの種は平気。)

撮影日 10/5

種子には絹糸のような長い綿毛がついていて、風に乗ってあちこちに飛んでいきます。
ガガイモ、トウワタ類のこのような綿毛は、種髪 (しゅはつ) と呼ばれるそうです。

撮影日 10/5

今の時期、あちこちですごいことになっています。  旅支度を整え、いつでも出発OKで~す。

撮影日 10/21

飛びそこなって、冬の間何ヶ月も雪に埋もれていた種子も、雪解けと共にまたその姿を表します。
きれいに折りたたまれた姿が美しい。
鳥の羽毛みたいで、これをたくさん集めるとダウンピローもどきが作れそう・・・?


撮影日 4/10


気持ちの良い天気なので、大草原のど真ん中に寝そべってみた・・・
こんなに広い空は、都会暮らしではなかなか見ることができません。


ミルクウィードの綿毛のように飛び立つことはできないけれど、心は自由に世界中 (宇宙中?) を旅することができるのです。

美しい青空に魂が溶け込んでいくような、不思議な感覚。
過去も未来も、すべてが今ここにあるような・・・?

晴れた日の午後、1人でニコニコする怪しいおばさんとなりました。 o(*^▽^*)o~♪


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